古代には「護身符」として愛用されていた珊瑚ですが、現代では女性を美しく彩るジュエリーとして身に付けられています。
近年では珊瑚を美しく彫り職人はほんの一握り。
そのため珊瑚が希少となりつつある中、同じ品質でさらに同じ価格で制作するのは難しいのが現状です。
本記事では昭和中期に、珊瑚職人が一つひとつ丁寧に掘ったブローチと加工方法についてご紹介します。
当社で大切に保管していたブローチを、オンラインショッピングにて特別価格で提供いたしております。
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宝石珊瑚の加工方法
まずはブローチのモチーフとなる、宝石珊瑚の加工方法についてご説明します。
① 原木の選別
宝石珊瑚の原木の形状や色、質などを考慮して、立体や平面、和装小物など用途別に選別します。
② デザイン
原木の形にあったイメージの図柄に合わせてデザインをします。
③ カット
電動式ダイヤ盤の切断機で、モチーフに不要な箇所をカットします。
④ 粗削り
モチーフの形状に合わせて、おおまかに粗削りをします。
技工士が使用するリュータという機械で、熟練した珊瑚職人が珊瑚の癖や色合いを考慮しつつイメージをしながら彫りすすめていきます。
⑤ 仕上げ彫り
細部の加工は、20種類以上の工具を使用して丁寧に細かい部分を仕上げます。
そして、さまざまな粗さのサンドペーパーを掛けて彫りは終了です。
⑥ 仕上げから艶出し
仕上げに珊瑚を磨いたら完成です。
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